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新しいDigital SAT試験があと一週間後に迫りました。皆さん準備はどうでしょうか?

長らくNCAAの資格審査要件だったSATが、この秋学期入学以降から正式に必須案件から外れました。
ただ、では受けないでいいかというと、SATスコアを合否判定の際に要求する大学もまだあるのと、アカデミック奨学金の査定の際にはSATスコアを参考にされることがありますので、ある程度のスコアを持っていた方が有利と考えます。
最近はSATはオプション(提出してもしなくてもいい)という大学も増えてきていますので、スコアが低ければ出さないという選択肢もあります。
SAT試験は昨年12月までは紙ベースの試験でマークシートを塗りつぶす形でしたが、今回の3月の試験からパソコンペースで行う試験形式に変わります。米国本国では2024年から実施ですが、アメリカ以外で行われるインターナショナル試験が最初のトライアルになります。
受験者にはSAT試験を実施するCollegeboardから何度かメール連絡がきていると思いますが、持ち込むパソコンにはBluebookというソフトを事前にインストールしておくことと、パソコンを3時間使えるようにフル充電しておくことを忘れずに。
今回、Digital SATになることによって、従来の試験と変わるのは以下の点です。

  1. 試験時間
      これまで約3時間の長丁場だった時間が、英語・数学の合計で2時間15分になります
  2. 試験回数
      これまでは年に4回 (3月、5月、10月、12月)だったのが、年に7回に増えます。これにより、より自分の都合に合わせて受験日を選ぶことができます。今のところ、3月11日、5月6日、6月3日まで発表になっています。
  3. 英語
      英語はこれまでReadingセクションが65分で52問、Writingセクションが35分で44問でしたが、今回からReading & Writingセクションという形に統合されます。モジュールが2つ用意され、1つのモジュールは各32分で27問。これによって、長文読解の問題文が短くなると言われていますが、これは日本の子たちにとっては取り組みやすくなるか、それとも短い文章で内容を理解しなければならない分、難しくなるのか読めない部分もあります。ただ、集中力の維持という点では有利に働くかな、、という気がします。
  4. 数学
      数学はこれまで25分で20問の電卓使用不可問題と、55分間で38問の電卓使用可問題の2種類がありましたが、新しい試験ではどちらも電卓使用可となります。35分で22問のモジュールが2つ。問題数はかなり少なくなりますが、1問あたりにかけられる時間はやはり限られますので、時間配分に気を使うことと、時間をかけても正解に導ける可能性が低い問題を見極め、確実に点数が取れる問題の方に時間をかけるという見極めが大事になってくると思います。
    数学については問題の傾向はあまり変わらないと言われていますので、勉強法としては過去問の問題集を繰り返し解いてみる というやり方で大丈夫と思います。

    SATは英語と数学、それぞれ最も高いスコアを組み合わせて使えるゴールデンスコア方式ですので、英語の試験は日本人には少し難しい分、数学の方はそこまで難しくないので、しっかり自分の実力を発揮して合計点でハイスコアが取れるよう頑張ってください!