今月からカンザス州のWichita State Universityでテニス留学を始めた井上晴くんからのコメントです。彼はアメリカの大学に進学することを決めたのは高校3年の夏の大会を終えた後でした。留学のための準備は全くしていなかった状態から、テニスを続けて更に上を目指したい一心で英語の勉強を始め、最終的にフルスカラーシップを取得してNCAAのD1の大学に進学することが出来ました。それまでの過程や心情などがわかるコメントを送ってもらいましたので、是非ご覧ください。
“私は高校1年生の冬アメリカのサウスカロライナ州ヒルトンヘッドにあるVan Der Meer Tennis Academyに留学しました。当初私は、正直そこまで留学したいという気持ちは強くありませんでした。なぜなら自分がアメリカでテニスや勉強をしながら生活をするということをそれまでに考えたことがなかったからです。しかし北信越大会優勝を機に一ヶ月まず行くことを決め、その後親やコーチの勧め、クラブからの誘い、ある家族にも色々と助けていただき“なんとなく”でしたが留学することを決心しました。
私はこの9月からカリフォルニア州のDivision1の大学に通います。アメリカの大学への進学は留学を決めた時からしたいと思っていましたし、小和瀬さんのいたThe University of Georgiaの試合を応援させてもらった時に、大学生でも日本のプロ並みに強い選手や世界ランカーが様々な大学に在学し、テニスと勉学の両立をしていることを知り、その気持ちがさらに強くなったので迷いはありませんでした。
前にも少し書きましたが、アメリカでは「大学スポーツがとても人気!」なので、それが一つのビジネスとして成り立っています。私の母校のThe University of Georgiaは2014-2015年のアスレチックの収入が年間約$103 million (約128億円) で、 全米1位のThe University of Oregonは、約$196million (約243億円)の収入があったそうです。(2014-2015年の全米トップ230校の収支のランキングが見られます→http://sports.usatoday.com/ncaa/finances/)
母校の大のライバル、The University of Floridaとのフットボールの試合に見に、チーム全員でわざわざフロリダまで行った時の写真です。アメリカではフットボールの試合は一大イベントなので、この週にはクラスを休む生徒が多くいた程です。笑