I-Con Players’ リレーエッセイ⑦
テネシー州のリベラルアーツカレッジ Tennessee Wesleyan Universityに留学中の辻歩果さんから、2度目のNational Championshipと3年間の経験についてメッセージが届きました。是非ご覧ください!
私の1年目のNationalはコロナで無くなり、今年は去年に続き2回目のナショナルでした。2回戦では勝負が私のシングルスにかかり、何回もマッチポイントがあったのにも関わらず勝つことが出来なくて、チームとしてベスト8を逃し、とても悔しく苦しかったです。
一方でアメリカの大学ならではの団体戦の雰囲気を味わうことも出来ました。自分がチームの勝利を決めた試合もあり、その時に感極まってみんなが抱きしめに走ってきてくれて泣いたのは一生忘れることのできない思い出です。
私の大学、特にテニスチームにはスペイン語を話す子が多く(チームの約9割)、卒業生にも在校生にも日本人がいない環境だったので、異文化理解に苦しみ、英語にも大変苦労しました。
正直、スペイン語のコミュニティが出来てしまっているため、練習中や試合中にスペイン語しか飛び交ってない時もありました。それが原因でNationalの試合2日前までチーム内はギスギスしていましたが、何とか英語を使って乗り越えてやろうと先輩2人と話し合って、結果的にチーム一丸となって戦えたので良かったです。
数えきれない程苦しい経験をしたからこそ、自分の英語力に自信が付き、何よりこんな環境下で耐え抜いたことで忍耐力もついたと思います。アメリカの大学に進学して、英語のスキル以上に得るものがあるということを実感しました。
私が入学した頃はランキングすら持っていなかったけど、今シーズン最後は大学として過去最高の全米7位まで上げることが出来ました。私は大学を今年の12月に卒業する予定なので今シーズンがラストだったんですが、先輩達にとってもラストの試合で負けてしまったのにも関わらず、試合が終わった後に「Honokaがチームに居てくれて本当に良かった」という言葉をもらい、この様な経験を出来たのもアメリカ留学を選択し、ここの大学を選んだからだなと感じ、TWUを選んで本当に良かったと心から思いました。
もしもアメリカの大学に行くかどうか悩んでる方がいらっしゃったら、私は未知の世界へ飛び込むことをお勧めしたいです!