ウエストバージニア州のDavis & Elkins Collegeを5月に卒業した梅田大貴君が、大学生活の思い出と、就職活動で気づいたこと、また、高校生の皆さんへのメッセージを書いてくれました 4年間を振り返った力作なので、前編後編に分けてお届けします。
Taiki Umeda – Davis & Elkins College(前編)
こんにちは!梅田大貴です。私はUniversity of the Cumberlandsに2年行った後、3年生からDavis & Elkins Collegeに編入し今年の5月に卒業しました。
私が日本の大学ではなくアメリカの大学を選んだ理由は、将来は海外で活躍できる人間になりたいと漠然と考えていたからです。私がまだ小さかった頃、叔父に将来は海外に行きなさいと言われました。その時はよくわかっていなかったのですが、大学進学を考えるタイミングで今が海外に行くチャンスだと思いアメリカに行くことを決めました。
アメリカの大学のメリットとしては、やっぱりまず奨学金がもらえることですね。金銭面は大事です。次に、英語を学びながら自分の学びたいMajorを勉強できるところ。これは一石二鳥と思いました。日本の大学だと、英語を専攻するか、英語を学ばないで他の専攻を勉強するしかないからです。
テニスについては、自分は大学に行くまで海外の選手とテニスをしたことがなかったので、海外の選手と練習や試合ができることは大きな魅力で、私にとってそれはとても新鮮でした。私は中学生の時はITFの試合出れるようなレベルではなく、また高校では部活命で頑張っていたので海外の試合に出る機会がありませんでした。そんな私にとって様々な国から選手が来るアメリカの大学テニスはとても魅力的で、挑戦してみたいと思いました。
ただ、渡米してまず最初に苦労したのは、みんなが何を言ってるかわからなかったことです。とにかく、自分の周りで何が起きてるかを把握するので精一杯でした。授業では教授が言ってることがさっぱりわからない、チームの練習ではコーチの指示がわからない、チームメイトといる時も何の話をしてるかわからない、とにかくわからないことだらけでした。
ですが、失敗を恐れずにわからないことがあったら聞く、そして自分の思っていることを伝えようとすることは大事です。日本語ならとても簡単なことですが、英語になるとなかなか大変です。なので、相手の言っていることがわからなくても、自分の言っていることが伝わらなくても、めげずに自分からコミュニケーションを取りに行く。それで英語も上達すると思いますし、メンタルも鍛えられます。
テニスの面では、日本と比べると練習量が少ないことに驚きました。私が行っていた大学では、基本的には平日でも土日でも練習は2~3時間でした。高校の部活とクラブチームで練習していた自分にとっては、最初は物足りないなと思っていました。ですが、大学で気づいたこととして、短い時間の中で集中して効率よくやる大切さを学びました。今思えば高校では練習時間が長くてダラダラやっていたところもあったと思います。なので、短い時間の中で効率よく練習することは、私にとって慣れるのは大変でしたが良い経験でした。(後編に続く)