やっと秋が来た感じですね 色々に熱かった夏が終わり、高校生のみんなは新学期が始まり、徐々に勉強にシフトして行ってる高校3年生。ただ、9月10月は国内ITFもあったりで、まだなかなか100%勉強モードっていう訳にいかないようですが、気持ち的には9月からは受験生ですね!
さて、今日はルイジアナ州のノースウエスタン州立大学に留学中の石橋彩由さん。ルイジアナはハリケーンがよく通るところですが、ここのところはフロリダの方が被害が大きいような。。今年は大きな被害がないことを祈りたいです。彩由さんからのメッセージ、ご覧ください
Ayu Ishibashi – Northwestern State University
こんにちは。Northwestern State Universityに在学している石橋彩由です。5月で2年生が終わり、この秋から大学生活も折り返しとなりました。振り返るとあっという間の2年間でしたが、アメリカにいる間は毎日とても大変で辛いことも多かったので、2年間無事に終了したことにまずは安心しています。
この2年間は、アカデミック面では全ての学期で評定4.0を取ることができ、テニスも楽しみながらすることが出来ているのでとても満足しています。しかし、特に最初の一年目は学校のシステムや授業、海外のテニスに慣れることがとても大変でした。入学前に多くの先輩からわからないことは積極的に質問した方が良いや自分から助けて欲しいという意志を出さないと声をかけてもらえないと聞いていましたがまさにその通りだと思います。
実際にアメリカに行った最初の学期は、正直何が分からないかも分からないという状態でした。でも、自分から何かしないと誰もわかってくれないので、チームメート、コーチ、教授と毎日連絡を自分から積極的に取るようにし、時には何が分からないかも分からないと伝える日々もありました。
説明するとどの人も理解してくれ、1から丁寧に教えてくれました。日本にいた時は、分からないことがあっても何とかなるだろうと大きな問題になるまでは質問しなかった私ですが、アメリカに行ってからはわからないことはすぐに人に聞く、頼るということが増えました。それによってもちろん助けてくれる人も増え、それと同時に多くの素敵な人との出会いが増え、知り合いも多くなった気がします。また、それは英語力向上に繋がりました。
私は大学を選ぶ際にテニス部に日本人がいないことはもちろん、大学自体にもほとんど日本人がいない大学を望んでいました。私の性格上、日本人の前で英語を話すのを躊躇してしまうと思い、自分の為にならないと思ったからです。結果的にこの選択は私にとってプラスでしたが、これはとても人によるなあと思いました。
正直最初の半年は、この選択に後悔したこともありました。授業が理解できないのはもちろん、システム、教室への行き方、食堂の場所、スーパーへはどのようにどのタイミングで行くかなど(あげればキリがないほど、、、)何一つわからなかったので毎回質問しないといけないですし、それを上手く伝えることができなかったので毎日ストレスが溜まる一方でした。そこに日本人の先輩が1人でもいたらとても違ったのかなあと思います。一つ一つ問題を自分で解決していったお陰で、私はチームメートとコミュニケーションを初日から多く取ることが出来たり、サバイバル力も身につけることができましたが、大学を選ぶ際にそこはとても重要だと思います。
アメリカに来ないと出来ない経験でいうと、ありがちな答えになってしまいますが多くの価値観に触れられるとことです。様々なバックグラウンドを持った人と触れ合うことで、いかに自分が狭い世界、視野で過ごしていたか実感しました。また、日本について聞かれることがとても多いので日本の制度や社会規範に対する疑問、国際情勢など多方面に興味を持つようになりました。
もう一つは、素晴らしい環境で4年間テニスも勉強も何不自由なくできることです。たくさんの人が私たちスチューデントアスリートに関わってくれていることを日々感じています。テニスの道具は全て支給され、常に全てが万全な状態でプレーできたり、怪我をすればすぐにトレーナーがその場で処置をしてくれたりとありがたい事にプロと同等と言っていいほど素晴らしい扱いを受けさせてもらっています。これはアメリカの大学ならではだと思います。
私自身大学生活はあと2年残っているので、最初の2年よりももっともっと充実した毎日を過ごせるように1日1日を大切に過ごしたいです。2年連続ナショナルを逃しているので、次こそは出場できるようにチームメート、コーチと一緒に頑張りたいです
彩由さん、リアルな感想有難う!
そうだね。。「何とかなる」じゃなくて「何とかする」で、何でも自分でやらないと解決しないけど、でも自分から助けを求めたらアメリカっていう国はほんとにみんな助けてくれる国ですよね。
もう早くも4年間の折り返し点。次の2年間もいろんな気づきのある2年間になればいいですね!