先週、先々週と日本全国で全日本ジュニアの地区予選大会が行われ、各地域から将来のI-Con Playersたちから嬉しい知らせが届きました。見に行けなかった子たちはゴメンナサイ!次は有明で待っています!
さて、先々週までお届けしていたアメリカの大学を卒業した先輩たちの渾身のレポートに続き、今週からは大学1年目のFreshman Yearを終えた子たちからのフレッシュなレポートをお送りします
渡米前に想像していたこと、実際に行ってみてこんなところが違ったなぁとか、ここは思ったよりすごかったぞ っていうところを、感じたままに纏めてもらいましたので、どうぞご覧ください。
トップバッターは、ジョージア州のGeorgia Southern Universityに留学中の木島菜々花さん。
菜々花さんは高校時代はバリバリの部活で3年間を過ごして来ましたが、大学に入って高校時代とどんなところが違ったのかや、最初、なかなか自分の居場所を見つけるのが大変だったところからどうやってそれを乗り越えたのか など、素直なところを書いてくれました
Nanaka Kijima – Georgia Southern University
私がアメリカの大学を選んだのは、一言で言うと新しいことに挑戦したかったからです。ITFの試合に出ていた頃から英語を話せたらカッコイイなとか、海外でプレーすることに興味がありました。ですがコロナが流行し試合に出ることも出来ず、ITFのランキングも上げることができなかったので、海外に行くのは厳しいかなという気持ちと挑戦してみたいなという気持ちで、なかなか進路を決められずにいました。
8月の全日本ジュニアが終わった後に、行かなかったらきっと将来後悔するだろうなと思い、アメリカの大学に進学することに決めてI-Consportsさんに連絡をとりました。スタートが遅かったこともあり、その後はとにかくTOEFLの勉強、勉強でした。自分は元々英語が得意というわけではなかったので、とても大変でした。
私はアメリカに行く前には、海外の人は凄くフレンドリーで誰にでも話しかけるみたいな勝手なイメージを持っていたのですが、実際に行ってみるとそうでもなかったです。ですが、仲良くなると日本とはまた違ったテンションでコミュニケーションを取るので、私は凄くそれが好きです。受け身ではなく自分から話しかけたり、分からないことがあったら自分から質問したりすることは、どこにいても凄く大切だなと思いました。
テニスについては、大学での練習は高校時代より自分の意見を言うことができる機会が多かったです。こんな練習をしたいと思えば、コーチに言ってそのメニューを取り入れてもらえることもありました。あとはコーチやアシスタントコーチにお願いして、個別に指導していただくことも出来ました。
日本の高校や大学のような厳しさはありませんが、思っていたより部活はしっかりとしているという印象を受けました。1年生なので先輩が優先ですし、全て1年生が準備しますが、チームメイトとは年関係なくみんな仲がいいです。
1番大変だったことは、やっぱりコミュニケーション!最初自分は全然チームメイトとの会話について行けなくて、勇気を出して話しかけても、聞き返されると自信を無くしてしまっていました。なかなか自分を表現できずに、自分の居場所がないような感じでした。
自分をわかってもらえなくて寂しい気持ちもありましたが、ただ、それを乗り越えるのに自分が何か特別なことをしたという訳でもありません。
時間が解決してくれるというところもあるとは思いますが、ひとつ言えるとしたら、英語が上手く話せなくても、とにかく沢山話しかけてみるといいと思います。自分は色んな人に自分から話しかけるのはそこまで得意ではないのですが、せめてチームメイトだけには話しかけるように心がけていました。本当に簡単な、昨日何したの?とかそういう質問でもいいですし、髪型とか服装を褒めるとかでも全然いいと思います。そうすることによって会話のきっかけが増えて自然にチームに溶け込めると思います。
やはり最初から上手くいくこともあまりないので、落ち込んでもいいので、自分のペースで焦らずに毎日挑戦していくことが大切で、そうすると周りもだんだん自分のことを理解してくれて助けてくれます。
今年の一番の思い出は、チームでNYに行ったこと。USオープンを観に行って、会場の雰囲気を味わうことができ、大坂なおみ選手と写真も撮ることができて一生の思い出になりました
今年は1年目だったので、試合と課題とで頭がいっぱいいっぱいでした。なので、来年はやることはしっかりやって、もっと楽しみたいなと思います。友達もたくさん作って、たくさんの場所に行ってみたいです