Chiharu Ito – Montreat College (NAIA) = Reflections on the first Fall semester =
園田学園高校から東部ノース・カロライナ州のモントリートカレッジに進学した千晴さん。楽しいレポートをご覧ください😊
―初めに、千晴さんの大学についてちょっと教えてくれますか?
☞ 私の大学はキリスト教系のリベラルアーツカレッジで、やっぱり生徒はクリスチャンが多いです。小規模の中でも小さい方だと思うので、寮からダイニングホールや授業を受ける建物が全てものすごく近くて、どこに行くのにも5分くらいですぐに行けるので移動はとても楽です。
生徒も少ないのでみんながお互いの顔を知ってて、すごく距離が近かったので結構気楽にキャンパスライフを送れたなと思います。定期的に学校でイベントを開催してくれて、楽しむ場も沢山あったので息抜きができてよかったです😊
― なぜ日本の大学じゃなくてアメリカの大学を選んだのでしょうか?
☞ 高校3年の春までは日本の大学しか考えてなかったです。大学でもテニスをしたいと思って進学を考えていましたが、小さい頃から国際交流に興味があったり、もっと違う文化や価値観を知りたいし触れたいな、留学にも行ってみたいなと思っていたので、日本の大学で体育会系テニス部に入ったらそれは叶えられないのかな、テニスも疎かになるな、、と思った時にI-Con Sportsさんと出会い、テニスでアメリカの大学に行ける、しかも奨学金もとれる!という道があることを知りました。
その道があると分かった瞬間、アメリカの大学に進学することを決めました。その後 大学視察ツアーにも参加して、やりたいことがここにあると自分の目で確認できたのも良かったです。
― 行く前に想像してたのと、実際に入ってみて一番違ったのはどんなところですか?
☞ アメリカの田舎を舐めるな!!です 笑
私は自然が豊かで治安のいい場所にある大学が希望でした。実際に来てみると、治安が良く安心して暮らせることは良かったのですが、一人じゃ全く何もできないなと感じました。もう少し簡単に行ける遊ぶ場所があったらいいのにな、とは思いました。一人で気晴らししたい時も中々できなかったので 笑 車がないとどこにも行けないし、遊びに行こうと思うとすごく時間がかかります。
周りの公共交通機関が機能してないので、毎回友達に頼まないといけない。都会にある学校なら歩いて移動したりするかもしれないですが、田舎はほんとにひとつひとつの施設や建物が遠いです。周りにバスなどの交通手段があるのか、ちゃんと確認した方がいいと思います!
― 授業が始まって大変だったと思うけど、どうでしたか?
☞ First weekのオリエンテーションが楽しすぎて、「アメリカ来て良かった!」と思っていたら、授業初日、正直絶望しました。全くついていけなかったです。なんとかしないといけないなと思ったので、教授や友達に自分の英語はまだまだだということを予め伝えて、分からないことは毎回助けてもらいました。
全てのクラスを高い評価でしっかりPassできたので、休むことなく出席して課題をきちんとこなせば何とかなるんだなと感じました。もちろん学業は大変です。
―たしか学校が始まってすぐ、ハリケーンが直撃したよね? 大丈夫でしたか?
☞ 5日間ほど水も電気も使えない、お風呂も入れない生活を送りました。大学の建物が壊れたり、電気・水がなくなって1ヶ月弱学校で生活できない環境に置かれて、チームメイトの家でその期間を過ごさせてもらいました。
日本で災害を経験したことがなく、異国の地で初めてこの体験をしたので正直これからどうなるのか心配でした。木や電柱などがそこら中に倒れていて、道路が陥没していたり、WiFiのコネクションもなくて誰にも連絡できない日もあったので怖かったです。
復旧にも時間がかかってまだ今も万全の状態ではありませんが、(命があったから言えることですが)みんなで乗り越えなければならない貴重な体験ができたのもいい人生経験になったのかなと今は思えています。
― 大変だ… そんな中、最初の秋学期シーズン、アメリカの大学テニスはどうでしたか?
☞ 私の大学はNAIAに所属していますが、思ったよりレベルが高くて驚きました。WTAのランキングを持っている選手や元プロとして活動していた選手もいて、想像より高いレベルでプレー出来ていて楽しいし、これからもっと挑戦できるのが嬉しいです。
ITA Cupに行った時、アメリカにいるはずがスペイン語ばっかり聞こえてきて、あれ、スペインにいるのかな?と錯覚するほどスペイン語話者が多いです。私のチームメイトも母語がスペイン語の子が多いので最初は戸惑いました。コーチもスペイン語を話すのですが練習中は絶対英語でCommunicationをとれ!と言ってくれたので良かったです。
私は本当に良いコーチに出会えたなと思っています。コーチ自身もペルー出身のまだ20代でアメリカのカレッジテニスを経験しているので、言語の難しさや異国での生活の大変さを理解してくれていて、私の精神状態を気にかけてくれたり、話を聞いてくれたり、遊びに連れてってくれたりして、コーチと良い関係性を築けているのは当たり前のことじゃないので本当に恵まれているなと感じます。
チームは陽気な子が多いので毎日ワイワイお祭り状態です。コーチは困ってますが(笑)テニスになると目の色変えて真剣に取り組んでいるので、このチームに入れて良かったです。みんなで上を目指して頑張っています!
✔ ありがとう、千晴さん!
渡米後いきなりハリケーンが直撃した時はほんと心配したけど、いい仲間やコーチに恵まれて新しい大学生活のスタート、良かったです! また千晴らしい楽しいレポートを待ってるますね。
Let’s go Chiharu ! Go Cavaliers !!



