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I-Con Players留学レポート2023❺後編

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Momoka Horiguchi – University of Texas at Arlington

(前編から続く)大学院のMBAの授業では、これまでビジネス学部で習った内容の応用や、さらに深掘りしていくような授業内容でした。大企業の実例を用いたグループプロジェクトや、大学周辺にある中小企業へのコンサルタントなど、学んだことを社会でどう応用していくかという内容が多かったです。そして、テニス人生最後の1年もとても充実したものでした。新入生が多い年でチームの雰囲気もガラッと変わり、大変な時期もありましたが、最終的には大学歴代最高の全米チームランキングも得ることができました。個人的にもとても満足のいくかたちでテニスを引退することができました🎾

大学院2年生は、チームのアシスタントコーチとして活動しました。院生アシスタントコーチへの奨学金もあるので、元スチューデントアスリートで大学院に進学する人は大学チームのアシスタントコーチとして活動することは一般的です。また違った視点からチームを見ることができ、外国人相手にアメリカで働くという点からもとても良い経験ができたと思います。

今後は日本で就職する予定です。この先何をしようと6年間アメリカで経験してきたことは私にとって大きな財産であることは間違いありません。もちろん大変なこともたくさんありますが、日本では経験できないことをアメリカ生活を通してたくさん経験することができました。英語以上にたくさんのことを学び、自分自身少しは成長できたかと思います。アメリカの大学を選び、アメリカの大学院に進学して本当に良かったです。

これからアメリカの大学や大学院に挑戦しようと考えている方々、挑戦する価値は十分にありますよ!頑張ってください💪

▶桃果さん、有難う。Student-Athleteとして活躍しながら、MBA取得での卒業は本当に素晴らしいですね!これから新しい人生の第二幕が始まりますが、桃果さんならきっとまた大きな花を咲かせてくれると思います。昨年の夏もインタビューさせてもらいましたが、いつも刺激ある話をしてくれる桃果さんの将来が、輝かしいものになりますように!

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I-Con Players留学レポート2023❺前編

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テキサス大学アーリントン校の大学院を5月に卒業した堀口桃果さん。学部の4年+大学院の2年で通算6年間のアメリカ生活を振り返ってメッセージを書いてくれました😊 前編・後編の2つに分けてお届けします。

Momoka Horiguchi – University of Texas at Arlington

👉テキサス大学大学院アーリントン校でMBAを取得しました堀口桃果です。大学時代を含めた初めの5年間はスチューデントアスリートとして過ごし、6年目(大学院2年目)は院生アシスタントテニスコーチ(Graduate Assistant) として活動していました。

まず初めに私がアメリカの大学へ進学したいと思った理由は、多様な環境で新しいことに挑戦することで自分自身を成長させられると思ったからです。大学附属の中高一貫校に通っていた私は、誰もが自分のことを理解してくれている環境に居心地の良さを感じる反面、緩さも感じていました。そのまま大学に進学することも出来たのですが、もっと刺激ある日々を送りたいと思い、テニスと学業の両立ができるアメリカの大学への進学を決めました。

大学ではビジネス(学部) を選び、3回生でマーケティング(学科)を専攻することに決めました。1年生の時は英語力が無さすぎて、授業に全くついていけていませんでした💦。テニスの練習でもコーチの説明など理解できないことが多かったです。それでも分からないことは分からないと伝え、自ら周りの人に助けを求めることでなんとか乗り越えることができました。意思表示をすることで周りから信頼も得られたかと思います。海外経験が全くなかった私は文化の違いにも驚くことはたくさんありましたが、違いを理解しようとすることで少しずつ受け入れられるようになったと思います。

2回生になる頃には環境にも慣れ、英語力も自信も少し付きました。それなりにアメリカの大学のシステムを理解し、授業にもついていけてる!と感じられるようになりました。テニスでも全米シングルスランキングを得るなど、結果も出るようになりましたが、シーズン中盤で手術を受けることとなり、少し残念なかたちで2年目を終えることになりました。

3回生でチームのキャプテンになり、アメリカ大学生活も後半戦ということで、テニスももっと頑張ろうと思っていた矢先に残念ながらコロナ感染症によりシーズンは中断となり、全ての授業はオンラインとなりました。この頃から、手術やパンデミックによって思うように活動できなかったテニスシーズンと留学生活を取り戻したいと思い、大学院への進学を考え始めました。

4回生の初期にはもう大学院進学を決断していたのですが、学生終了後はテニスを引退すると決めていた私は、15年以上続けたテニスを満足できる形で引退したいと強く思い、大学院に進学してテニスをもう1年(コロナイヤー特例で5年目)続けようと決意しました。また、一度始めたことは最後まで突き詰める性格の私は、大学院でもビジネスを学びたいと思い、MBA取得を目指すことにしました。(後編に続く)

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I-Con Players留学レポート2023④後編

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Taiki Umeda – Davis & Elkins College(後編)

(前編から続く) 自分が思い描いていたアメリカと実際のアメリカのギャップが1番あったのが、食べ物です。私は食べるのが好きなのですが、特に大学の食堂のご飯は想像以上でした💦 基本的に同じ食べ物ばかりで(例えばピザ、パスタ、バーガーなどです)、日本からアメリカに行く時は、スーツケースの半分を日本食にして持って行き、それが無くなったら日本から送ってもらったりしていました。

大学に行く前の私のイメージとして、大学に行ったらアメリカ人と関わることが基本なのかなと思っていましたが、アメリカの大学と言ってもチームには色々な国から来ており、アメリカ人がいないところもあります。私の行っていた大学は、チームメイト全員が違う国からの出身でした。なので、私はアメリカ人の友達より他の国からの友達の方が圧倒的に多いです。これは良い点もあり、アメリカ人の英語より英語が第2外国語の人の方が英語が聞き取りやすく、また私の文法が変な英語であっても理解してくれることが多いです。色々な国の人と関われたことは、なかなかできないいい経験だったと思いました。

私は5月に卒業して日本に帰って来ましたが、10月から専門商社で社会人として働き始めます。

就職活動の時は面接で大学名を聞かれますが、アメリカの大学でStudent-Athleteとしてやっていたということはとてもインパクトがありました。自分の考えでは、アメリカに行ってテニスも勉強も頑張ってきたことや、チャレンジ精神、忍耐力、また目標達成力は必ず評価されると思います。

また、アメリカの大学テニスは個人戦よりもチーム戦が主体なので、チームワークという面でもアピールできます。企業はチームの中でどのように働けるかを見ています。大学でチームメイトが全員違う国からの出身者で、その中で自分を出してチームワークを形成した事は、日本の大学では得られないエピソードだと思います。アメリカの大学でも自分がチャレンジしたことは必ず就活で活きてくるので、就職についての心配はそこまでしなくて良いと思います。

最後に、これからアメリカの大学を目指す子にメッセージなのですが、色々心配なことや不安があると思いますが、日本で英語もテニスもしっかりと準備をしてやれることをやったら、あとは思い切って飛び込むだけだと思います。大学に行く前に準備したことは、必ず大学で生きてくると思います!

▶大貴、有難う。あっという間の大学生活でしたか?それとも4年間、長かったかな? 充実した大学生活だったと思います。

卒業おめでとう!10月から新社会人とのことで、新天地での活躍を祈念しています💪

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I-Con Players留学レポート2023④前編

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ウエストバージニア州のDavis & Elkins Collegeを5月に卒業した梅田大貴君が、大学生活の思い出と、就職活動で気づいたこと、また、高校生の皆さんへのメッセージを書いてくれました😊 4年間を振り返った力作なので、前編後編に分けてお届けします。

Taiki Umeda – Davis & Elkins College(前編)

👉こんにちは!梅田大貴です。私はUniversity of the Cumberlandsに2年行った後、3年生からDavis & Elkins Collegeに編入し今年の5月に卒業しました。

私が日本の大学ではなくアメリカの大学を選んだ理由は、将来は海外で活躍できる人間になりたいと漠然と考えていたからです。私がまだ小さかった頃、叔父に将来は海外に行きなさいと言われました。その時はよくわかっていなかったのですが、大学進学を考えるタイミングで今が海外に行くチャンスだと思いアメリカに行くことを決めました。

アメリカの大学のメリットとしては、やっぱりまず奨学金がもらえることですね。金銭面は大事です。次に、英語を学びながら自分の学びたいMajorを勉強できるところ。これは一石二鳥と思いました。日本の大学だと、英語を専攻するか、英語を学ばないで他の専攻を勉強するしかないからです。

テニスについては、自分は大学に行くまで海外の選手とテニスをしたことがなかったので、海外の選手と練習や試合ができることは大きな魅力で、私にとってそれはとても新鮮でした。私は中学生の時はITFの試合出れるようなレベルではなく、また高校では部活命で頑張っていたので海外の試合に出る機会がありませんでした。そんな私にとって様々な国から選手が来るアメリカの大学テニスはとても魅力的で、挑戦してみたいと思いました。

ただ、渡米してまず最初に苦労したのは、みんなが何を言ってるかわからなかったことです。とにかく、自分の周りで何が起きてるかを把握するので精一杯でした。授業では教授が言ってることがさっぱりわからない、チームの練習ではコーチの指示がわからない、チームメイトといる時も何の話をしてるかわからない、とにかくわからないことだらけでした。

ですが、失敗を恐れずにわからないことがあったら聞く、そして自分の思っていることを伝えようとすることは大事です。日本語ならとても簡単なことですが、英語になるとなかなか大変です。なので、相手の言っていることがわからなくても、自分の言っていることが伝わらなくても、めげずに自分からコミュニケーションを取りに行く。それで英語も上達すると思いますし、メンタルも鍛えられます。

テニスの面では、日本と比べると練習量が少ないことに驚きました。私が行っていた大学では、基本的には平日でも土日でも練習は2~3時間でした。高校の部活とクラブチームで練習していた自分にとっては、最初は物足りないなと思っていました。ですが、大学で気づいたこととして、短い時間の中で集中して効率よくやる大切さを学びました。今思えば高校では練習時間が長くてダラダラやっていたところもあったと思います。なので、短い時間の中で効率よく練習することは、私にとって慣れるのは大変でしたが良い経験でした。(後編に続く)

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I-Con Players留学レポート2023❸後編

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Chie Kezuka – Iowa State University ➽ Rice University

(前編から続く)

もう一つの理由は、せっかく5年目のエリジビリティ(※注: 選手資格)が残っていて、奨学金(学費+生活費等)をいただけるなら、学部生を5年間やるよりも、1年間でも(私の場合は約1年半の予定ですが)大学院に進む方が将来のためにもなるし、自分にとって大きな収穫になるのではないかと考えるようになったことです。

大学院への入学が決まったのは4月28日ですが、早速もう5月31日から大学院の授業が始まっています。週1で3時間半、セントラルタイムの午後6時から9時半まで(日本時間では朝8時から11時半まで)Zoomで授業があります。3時間半のうち3時間近くがディスカッションのため、学部生ではなかった授業の様式に驚いています。授業は予習をしっかりすればなんとかついていけますが、ディスカッションに積極的に参加するのが難しいです。。が、これから一生懸命くらいついて頑張っていきたいと思います。

大学院では、これまですでに3回の授業に参加しましたが、私の入学したプログラムは、生徒の7~8割が学校の先生だったり、学校の先生をしたことがある人たちで、ほとんど年上の方です。他にもボランティア活動をしている人や、非営利組織で活動している人などがいますが、他の生徒の方から学ぶことがとても多いです。今はZoomでの授業ですが、秋学期の初めての対面授業に参加するのが今からもう楽しみです。

MLS(Master of Liberal Studies: 私の大学院でのプログラム)では、全ての授業でB以上を取らないと落単になってしまい、1年半で卒業できなくなってしまうため、毎週の授業に一生懸命ついていき、今夏をとりあえずパスできるように頑張りたいです。

これから様々な場面で色々なことにチャレンジする方々に、私の経験が少しでも参考になれば嬉しいです。

▶智瑛さん、有難う。Iowa Stateでは創部以来初の全米選手権ベスト8進出と大活躍でしたが、今度はまた新たな場所でのチャレンジですね!

4年間の学部生を終えた後は、こんな進路もあるよということが後輩たちや高校生たちにわかってもらえればと思います。また時々大学院生としての生活の様子を教えてくださいね。

Congratulations !

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I-Con Players留学レポート2023❸前編

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アイオワ州立大学(ISU)を5月に卒業し、6月からテキサス州ヒューストンにある名門ライス大学の大学院に進学した毛塚智瑛さん。ISUでは同校を創部初の全米選手権ベスト8に導く原動力となった智瑛さんが、大学院へ進学した理由や、どんな勉強をしているかについて話してくれました😊

長編なので、前編・後編に分けてポストします

Chie Kezuka – Iowa State University ➽ Rice University Graduation School

👉こんにちは!Iowa State Universityを今春卒業し、今夏よりRice Universityの大学院に進学した毛塚智瑛です。

今回は、なぜ私が大学院に行こうと思ったのか、どんなことを勉強するのか、そのほか大学院でチャレンジする意気込みなどについてお話したいと思います。

私は1年生の時にパンデミックが起きた影響で、Iowa Stateでの4年間にプラスであともう1シーズンプレー出来ることとなり、3年生になった頃に、そんな機会がせっかくあるなら大学院に行った方が自分の将来のために良いのではないか?と考えるようになりました。

正直なところ、恥ずかしながら将来自分がしたいことがまだはっきりと見つかっておらず、それを見つけるために大学院に進みたいと思った節もあり、大学院ではLiberal Studiesを勉強することにしました。人文科学、社会科学、自然科学の3つの分野から2学期以降1つに絞り、それについて残り1年は研究に費やす、1年半(2024年秋卒業予定)のプログラムです。

Iowa Stateでは広告学を専攻し、副専攻としてHospitality Managementを勉強していました。大学入学時は、デザイン、主にグラフィックデザインを専攻しようと考えていましたが、課題の多さについていけず、2年生になる前に、グラフィックデザイン、写真編集、動画編集、フォトジャーナリズムなど、どのような形でもデザインにもかかわることができる広告学に専攻を変更しました。

広告学はLiberal Artsの学部に入っていたため、広告学についての授業だけでなく、他にもたくさんの種類の授業を受けることができました。その中で、色々な種類の授業を受けるスタイルが気に入り、自分がもっと追求したいことを見つけるため、大学院に進学したいという気持ちが大きくなっていきました。(後編に続く)

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I-Con Players留学レポート2023❷

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ケンタッキー州のカンバーランズ大学を5月に卒業した三谷早希さん。先日のReunionでも話してくれましたが、充実した大学生活を振り返ってメッセージを書いてくれました😊

Satsuki Mitani – University of the Cumberlands

👉私は大学生活の4年間をUniversity of the Cumberlandsで過ごしました。1年目は何も分からず、楽しみよりも不安や緊張の方がありましたが、当時3年生だった日本人の先輩が助けてくれて、チームに早く馴染むことができました。この4年間で多くのことを学んで、自分自身を変えることができたと思います。

1年目は何もかもが初めてだったので、縮こまっていることが多かったのですが、他の国から来ているチームメイトたちの「これでもかっ!?」という自我の出し方に刺激を受けました。テニス面でも日常面でも自我を出す、自分の意見を言うことがアメリカに来て一番変わったことかなと私は思っています。

チームメイトのみんなは一人一人が個性的ですが、とてもフレンドリーで私は大好きでした!!なぜかみんなからはサムライと呼ばれ、その派生なのかわかりませんがあだ名としてササって呼ばれていましたが、なんでそうなったのかは分からないですw

3、4年生ではチーム内の人数も多くなって部内競争がとっても激しくなりました。その中で自分はスランプになったり、テニスに対してもうやめたいと思うぐらいまで追い込まれていましたが、チームメイトやコーチ、親がしっかりと私を支えてくれて、スランプを脱却することができました。スランプから抜け出した後、最後の年はロスターに戻ることはできませんでしたが、試合で選手アシスタントコーチとしてチームを支える役をコーチが私にくれました。

最初は「え?、コーチなんてなんもできないのだが!?」と困惑しましたが、回数を重ねていくうちに、各チームメイトのコーチング方法がわかってきて、どうアドバイスしていいかを理解することができました。技術的にアドバイスをしたら対応してくれる子には何か戦略を与えて、本能・センスで試合を進める子にはフラストレーションが溜まっている時にガクッと落ちないようにモチベを上げ続けるなど、チームメイトについてさらに知ることができて、嬉しかったです!この経験をくれたコーチやチームメイトにとても感謝しています✨

私はこの大学で4年間過ごすことができて本当に嬉しかったです!!大学を探している時にはNCAAのD1、D2の存在しか知りませんでしたが、西谷さんがNAIAの存在を教えてくださって、Cumberlandsと出会うことができました。

正直NCAAとNAIAの違いはわからないですが😅 私はNCAAはもうテニスの試合三昧で、NAIAはどちらかというとゆる〜い感じなのかなと思っていたのですが、私の行ったCumberlandsは毎年団体戦で全国大会に行けるほど強い大学だったので、練習・トレーニングとガッツリでした!w 勉強との両立が少し大変でしたが、とてもやりがいのある日々でした✨

卒業式の当日まで私は自分が卒業生であることの自覚がありませんでしたし、あっという間だったなぁという思いです!もしも悩んでいる子がいたら、私はアメリカの大学に行く機会があるのならば飛び込んでみればいいと思います!これからアメリカの大学に行こうと思っている子たち、興味が少しでもあるジュニアの子は、答えられることは答えたいので、気軽に私に聞いてください☺️

▶早希さん、有難う。4年間はあっという間でしたか? 本当にいろんなことを経験したアメリカでの大学生活を、また後輩たちにもたくさん話してあげてくださいね!

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I-Con Players留学レポート2023❶後編

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Ryosuke Sowa – University of Hawaii at Hilo

👉(前編から続く)

1、2年目を過ごしたアラバマのJacksonville State Universityも僕は好きでしたが、残りの2年間、更に自分が輝けるところで頑張ってみたいという思いもあり、このタイミングで大学を変わる決断をし、University of Hawaii at Hiloにトランスファーしました。結果的にこのトランスファーはとてもいい判断だったと今では思います。

生活スタイルや気候、テニスチームの雰囲気など自分にとても合っていて、さらにトランスファー1年目でカンファレンス優勝、ナショナルベスト4という結果までついてきました。アメリカには様々な大学があるので、環境を変えるという選択肢も持っておくと自分の可能性を広げることができると思います😊

移籍2年目に入ってから卒業までの2年間は一瞬でした。シーズン中はほとんどを飛行機移動とホテルでチームと過ごし、オフシーズンは練習以外は自分の行きたい場所に行き、自分のしたいことを目一杯やりました。ハワイではほぼ毎日自炊だったので食生活も楽しめていましたし、卒業式やSenior Dayでは多くの人達に祝ってもらえてとても充実した3年間だったと思います。

海外で生活することはとても大変なことです。それに加えて僕たちはアスリートと学生を両立させながら、生活も自立して行わなければなりません。そこから更に目標を持ってやるには、今まで持っていたプライドや考え方を一度捨てなければいけない場面も出てくるかもしれません。しかし、チャレンジし続けていれば必ず誰かが助けてくれます。殻に閉じこもってしまうことだけは避けなければいけないと思います。

アメリカでの5年間で学んだことはいくつもありますが、自己表現の大切さはとても感じました。自分がどんな人間なのか相手に知ってもらうことは信用を得る上で重要ですし、何より自分はこういう人間だと表現できることは自信に繋がります。

日本人であることやテニスは既にひとつのアイデンティティですが、アメリカでの交友関係や経験は自分の可能性を更に広げてくれます。これからアメリカ留学を目指す高校生達には、英語を含め、自分を表現する方法、アイデンティティをどんどん見つけて自分のものにしていって欲しいと思います。

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I-Con Players留学レポート2023❶前編

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先日のReunion Dayイベントで大学生活の様子を話してくれたI-Con Playersたちが、実際のアメリカでの生活やそこから気づいたことなどを纏めてくれました。

Reunionには参加できなかった子達も、これからアメリカの大学にチャレンジしてみたいと思っている子たちの参考になれば、、と快く書いてくれましたので、是非ご覧ください。  

▶︎最初はこの5月にハワイ大学ヒロ校を卒業した宗和亮介君。力作なので、前編・後編に分けてポストします。

彼が高校を卒業したのはコロナ前の2018年3月、、もう5年も前になるんですね。。感慨深いです。

Ryosuke Sowa – University of Hawaii at Hilo

👉こんにちは、5月にUniversity of Hawaii at Hiloを卒業しました宗和亮介です。

コロナイヤーを含めた5年間をアメリカで過ごしましたが、思い返すとなかなかに濃いものだったと思います。

僕は高校卒業ギリギリまで日本の大学への進学を目指していたのですが、急遽進路をアメリカに変更したため、8月に渡米するまでの数ヶ月はとても慌ただしいものでした。そのため、アメリカに来る前の大事な時期に来てからのことを考える余裕はなく、日本人学生そのままでアメリカに来てしまったといった感じでした💦

最初の1年間をひと言で言うと、、キツかったです。本当にキツかった。まぁ何とかなるだろうくらいに思って渡米しましたが、授業どころか生活すべてが出来ないことだらけで、体力的にも精神的にも苦しかった時期でした。

僕は渡米前に英語を頑張っておいた方がいいと言われていたのは授業のためだと思っていましたが、日常コミュニケーションレベルの英語に慣れるのに時間がかかると生活に余裕が無くなってしまうからだと気づきました💧

助けてくれる日本人はおろかアジア人もほとんどいない大学でしたが、多国籍だったチームメイト達とは本当に仲が良く、勉強であれ遊びであれ誘われたことには全て顔を出して、とにかく「慣れる」ことに全力を傾けた1年目でした。

そんな僕でも、彼らと助け合いながら2年目には授業もテニスも楽しめるようになっていました。しかしその年はコロナが流行してシーズンがないままに終わってしまいました。

1、2年目を過ごしたアラバマのJacksonville State Universityも僕は好きでしたが、このタイミングで大学を変わる決断をし、University of Hawaii at Hiloにトランスファーしました。結果的にこのトランスファーはとてもいい判断だったと今では思います。(後編に続く)