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SAT 数学問題1

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お陰様でアメリカの大学を目指す選手が増えてきました。日本に居ながら目指すのにやはり一番の問題になるのが英語力です。
特にSATというテストは必ず通らなければいけない道です。その中でも読解力と数学が必須になります。少しでもそのお役に立てればと思い、今年は週に1回ペースで、この場でSATサイトかたの抜粋になりますが、いくつか問題を紹介していきますので是非解いてみてください。

SAT公式サイト

SAT

まず1回目は数学の問題です。

If it is now 4:00 p.m. Saturday, in 253 hours from now, what time and day will it be? (Assume no daylight saving time changes in the period.)

(A) 5:00 a.m. Saturday
(B) 1:00 a.m. Sunday
(C) 5:00 p.m. Tuesday
(D) 1:00 a.m. Wednesday
(E) 5:00 a.m. Wednesday

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牧羽雅子さんからのコメント

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この9月からCalifornia State University, Fullerton大学にテニス留学することになった、牧羽雅子さんから推薦コメントを頂きました。

高校1年生でこちらに来た時の苦労、来た当初からの気持ちの変化、毎日の生活の中で感じた事などを正直に書いてくれました。アメリカで2年半生活するうちに、”なんとなく”大学に留学したい気持ちから、カルフォルニアの大学に行く決心するまでの彼女の過程です。是非読んでみてください。

雅子ちゃん、これからの大学生活も頑張って!

 

“私は高校1年生の冬アメリカのサウスカロライナ州ヒルトンヘッドにあるVan Der Meer Tennis Academyに留学しました。当初私は、正直そこまで留学したいという気持ちは強くありませんでした。なぜなら自分がアメリカでテニスや勉強をしながら生活をするということをそれまでに考えたことがなかったからです。しかし北信越大会優勝を機に一ヶ月まず行くことを決め、その後親やコーチの勧め、クラブからの誘い、ある家族にも色々と助けていただき“なんとなく”でしたが留学することを決心しました。

初めは英語も全くわからない私だったので相手のことが理解できない、自分の伝えたいことがうまく伝えられないなどの言葉の壁にぶち当たったり、文化の違い、勉強での苦労、試合でズルをされるなど色々大変なことがありました。でも、そんな生活の中でも今までにない新しいこと、経験、人に出会うことでその苦すら新鮮に感じ、毎日が楽しくて仕方なかったです。そういった日々を過ごしていく中で少しずつアメリカでの生活にも慣れ“なんとなく”だった気持ちも絶対やり切りたいという思いに自然と変わり、無事この6月に高校、そしてTennis Academyを卒業しました。

今こうしてアメリカでの2年半の生活を終え振り返ってみると、コーチや周りの選手達を始めアメリカに来たから出会うことのできた多くの方々、経験のおかげでテニスの上達を始め様々なことで自分自身大きく成長でき、また様々なことを知り、体感することで世界観や価値観が大きく変わったと思います。初めは“なんとなく”でチャレンジした留学でしたが、今は本当にあの時決心して良かったと心から思います。

私はこの9月からカリフォルニア州のDivision1の大学に通います。アメリカの大学への進学は留学を決めた時からしたいと思っていましたし、小和瀬さんのいたThe University of Georgiaの試合を応援させてもらった時に、大学生でも日本のプロ並みに強い選手や世界ランカーが様々な大学に在学し、テニスと勉学の両立をしていることを知り、その気持ちがさらに強くなったので迷いはありませんでした。

アメリカは大学がとても多いので選択肢も幾つかありましたが、カリフォルニア州に昔から憧れがあったこと、カリフォルニア州はテニスのレベルが高いのでいい環境でテニスに取り組めること、そして(現在まだはっきりはしていませんが)将来やってみたいなと思うmajor(学科)の環境が良く様々なチャンスがあることなどの理由からこの学校を選びました。アメリカの大学は学部の選択肢が多いこと、大学を様々な観点から選択できることも魅力だと思います。

これから今までとは違う新しい環境へと変わることに少し不安もありますが、今までの自分の経験、今まで/そしてこれから出会う多くの出会い、そしていつでも最大限の協力をしてくれ背中を叩いてくれる両親、家族に感謝しながら精一杯頑張りたいと思います。なので、留学にチャレンジしたいと思う人はもちろん、少しでも興味がある人やi-consportsの支援などで留学するチャンスがあるなら絶対チャレンジしてみるべきだと私は思います。”

牧羽 雅子

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Student-Athleteへの施設や待遇面のサポート

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みなさん、こんにちは。「麻帆の大学留学経験シリーズ」前回は「選手たちの文武両道のためのサポート体制 ー 私が特に驚いた3つの事」という題で書きました。今回は、その続編として「施設や待遇面でのサポート体制」を書きたいと思います。

前にも少し書きましたが、アメリカでは「大学スポーツがとても人気!」なので、それが一つのビジネスとして成り立っています。私の母校のThe University of Georgiaは2014-2015年のアスレチックの収入が年間約$103 million (約128億円) で、 全米1位のThe University of Oregonは、約$196million (約243億円)の収入があったそうです。(2014-2015年の全米トップ230校の収支のランキングが見られます→http://sports.usatoday.com/ncaa/finances/

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母校の大のライバル、The University of Floridaとのフットボールの試合に見に、チーム全員でわざわざフロリダまで行った時の写真です。アメリカではフットボールの試合は一大イベントなので、この週にはクラスを休む生徒が多くいた程です。笑

人気もレベルもプロ並みの大学スポーツですが、選手たちは「大学生 = アマチュア」なので、どんなに有名な選手でも、そのお金をプロのように給料としては受け取れません。

「じゃあ、そのお金はどこへ?」と思われた方も多いと思いますが、大学側は給料以外の形で選手たちにしっかりと返してくれます。今回は、その充実したサポート体制を3つにまとめて書きたいと思います。

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選手たちの文武両道のためのサポート体制ー私が特に驚いた3つの事

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「麻帆の大学留学経験シリーズ」前回は「学生がStudent-Athleteと呼ばれ、社会から認められている3つの理由」という題で書きました。

第5回目の今回は、Student-Athleteがどのように「学業とスポーツを両立」しているのか、 学業面のサポート体制について詳しく書きたいと思います!

前回にも書きましたが、アメリカの大学は一般の学生でも卒業するのが大変なので、ハイレベルな「学業とスポーツの両立」は簡単なことではありません。大学の授業に英語でついていくのはさらに大変で、正直なところ、私も苦労しました。

大学側はその難しさをしっかりと理解し、全力でサポートしてくれます。 その充実したサポート体制の中で、「日本の高校を卒業した私が、特に驚いた3つの事」について書きたいと思います。

まず一つ目に私が驚いた事は、大学内にアスリート専用の勉強施設」がある事です。

その施設では、無料の家庭教師を受けられたり、最新版のパソコンが使えたり、勉強会を開けるスペースが確保されていたりと、「授業に臨むためには最高の環境」が整っています。 私は、特に1年目の勉強が不安な時は、練習をしているか、授業に出ているか、この施設にいるかというくらい、ここでよく勉強していました(笑)。

また、この施設にいる選手たちは全員が「勉強との両立をする」という同じ目標を持っています。そのため、お互いの悩みや苦労を分かち合うこともできましたし、一緒に励まし合いながら勉強をする事が出来ました。「もう眠いし、疲れたし、勉強したくない!」など、泣き言を言いたくなる事も多々ありましたが、 他の選手達が頑張っているのを見ると、「自分も頑張ろう!」と自然に思うことが出来ました。

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この建物全てがStudent-Athlete専用の勉強施設です。

 

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弘岡竜治くんからのコメント

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現在、IMGテニスアカデミーでコーチをしている、弘岡竜治くんからもコメントをもらいました。

IMGといえば、錦織圭選手もトレーニングをしている、世界一のテニスクラブといっても過言ではないですが、弘岡くんは大学卒業後すぐに採用され、現在は日本人コーチとして活躍中です。

ケンタッキー大学在学中は、現在プロで活躍しているチームメイト達と切磋琢磨し、ダブルスを中心に活躍していました。彼が日本人として頑張っていたために、足立真美さんや松村亮太郎くんもケンタッキー大学に進学をするキッカケとなりました。

彼の言葉にもあるように、アメリカの大学は”頑張らなければ認めてもらえない厳しい世界” ですが、そこで頑張ったからこそ、卒業後(又はテニス引退後)に人生の選択肢が増えるのではないかと思います。彼の今後の活躍にも注目です!

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足立真美さんからのコメント

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現在ケンタッキー大学に通っている、足立真美さんからコメントを頂きました。

彼女は、英語力アップのために、半年間「大学附属の語学学校に通う」という道を選択し、今年の1月からケンタッキー大学の1年生です。

1年目にも関わらず、テニス強豪校が揃うSEC (Southeastern Conference: 南東地区リーグ)で数々の賞を受賞し、大活躍でした。

今後の彼女の活躍もとても楽しみです!

“私はこの1月からケンタッキー大学に入学し、まだ半年しか大学生活を送っていないフレッシュマン(1年生)です。現在は一時帰国中で日本を満喫しております。

私は帰国子女でもなんでもない超普通の日本人です。大学留学を決断する前の英語力は中学生レベルにも達していませんでした。しかし、高校卒業後プロテニス選手になる自信がなく、日本の大学にはあまり興味を持てず、だからと言ってプータローになるわけにもいかず、悩んだ結果、アメリカの大学に留学することにしました。

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小和瀬 望帆さんからのコメント

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小和瀬望帆 (こわせ みほ) さんからも「アメリカの大学進学を決断した理由、その過程」のコメントをもらいました。

彼女は、鵜沢周平くんの母校でもある、Ohio State University に留学中で、来学期 (9月) に3年生になります。ちょうど彼女の留学生活の半分が過ぎましたが(姉の私から見ていても)、テニスの技術面も、人間としても、とても成長したと思っています。

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鵜沢周平くんからのコメント

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オハイオ州立大学を卒業した、鵜沢周平くんからコメントを頂きました。

日本のジュニアではトップレベル 、ITFジュニアでも最高37位という成績を残した彼は、プロになる夢を追いかけてアメリカの大学へ。前例があまり無い中、アメリカで文武両道を頑張っていた彼を見て、素直に「かっこいいな〜」と思い、私も留学する決断を下せました。

プロの夢を持っていた選手達が、「人生テニスだけではない」事に気づき、様々な選択肢の中から「自分に合った人生の選択」をできるのは、勉強との両立をするアメリカの大学ならではの事かもしれません。

現在も実業団でテニスを頑張っているので、そちらでの応援もよろしくお願いします!

 

“私はプロテニスプレイヤーとして世界で活躍したいとずっと思っていました。しかし高校卒業時、自分にはプロとして生計を立てられるほどの実力と自信がありませんでした。ただ、プロになる夢は諦めきれず、先輩やコーチたちに相談したところ、選択肢の一つとしてアメリカの大学があがりました。

レベルの幅はありますが、アメリカの大学のテニスは一流のプロとして活躍するための登竜門と言っても過言ではないほど、競技レベルは高いとのことでした。(特に男子のレベルが高く、現在イズナーを始め、多くの元大学選手がトップ100で活躍しています) 。その話を聞いて、高い競技レベルの中で文武両道ができたらカッコイイなぁと思っていました。 アメリカの大学に進学しようと思った動機は、そんな非常に稚拙なものでした。

私はその後、スカラーシップ(奨学金)をもらい、全米大学テニスランキングで上位にいるオハイオ州立大学に進学することとなり、慣れない文化、価値観の違い、英語で苦労しながらもテニスと学業に専念する日々を送りました。

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Student-Athleteと呼ばれ、社会に認められている3つの理由

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「麻帆の大学留学経験シリーズ」第4回目の今回は、「学生がStudent-Athleteと呼ばれ、社会から認められている3つの理由」という題で書きたいと思います!!

アメリカでは、「大学スポーツがとても人気!」なので、一つのビジネスとして成り立っています。 (そのため、選手たちは返済不要の奨学金がもらえます。)特にアメリカンフットボールは全米中で人気があり、毎回9万人以上入るスタジアムが完売!という学校もあります。そういったゲームはテレビ中継され、大企業がスポンサーにつき、社会に大きな影響を与えます。私の母校のThe University of Georgia は、スポーツの部門で年間約$100 million (約120億円)収入を得る程です。

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ジョージア大学の9万人強入るスタジアムです。毎回これが満員になります!

そんな人気のある大学スポーツですが、アスリート達も大学生なので、 一般の学生と一緒に授業を受けながら「文武両道」に努めています。彼らは「Student-Athlete」と呼ばれ、 社会から大変認められています。今回のブログでは、その理由を3つ挙げたいと思います。

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各チームの代表として「Student-Athleteのリーダーシップ・プログラム」に選ばれた選手たちで一枚。スポーツを超えて、様々な競技の選手たちと交流できます。

まず一つ目に、奨学金をもらいながらスポーツをしている選手たちは、プロに一番近い、高いレベルで「母校を背負って戦っている」からです。日本でも、ライバル校同士の試合は盛り上がると思いますが、自分の大学(または母校)の学生が、「学校代表」として戦っている試合を応援したくなるのは万国共通です!

それがアメリカの大学スポーツでは、感謝祭休みに親戚や友人が集まって、全米中のライバル対決を観るのが風物詩となる程人気があります。そのため、人気スポーツ選手は超がつくほど有名人!で、大学生にも関わらず、雑誌や新聞の一面を飾ったり、サイン会があったり、試合前後のインタビューや記者会見があったり、「大学の顔」としてテレビに出たりします。

私自身も女子テニスという比較的マイナーなスポーツでしたが、ポスターやスケジュールカードを作成してもらったり、プロのカメラマンに試合中に写真を撮ってもらったり、大学の新聞やWebサイトに記事が載ったり・・・と本当にプロのスポーツ選手並の扱いをしてもらいました。

そんな風に「母校を背負って戦っている」選手たちは、社会から認められています。

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人生で最初で最後だと思いますが、新聞の一面に載りました〜

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