Times Higher Education (THE)が最新の世界大学ランキング2023を発表しました。
このランキングは、5分野13指標をポイント化してランキング付けしているものですが、留学説明会でよく聞かれる質問のひとつに「日本の大学に置き換えるとどれくらいのレベルの大学に行けるでしょうか?」という質問があります。
アメリカには2年制4年制合わせて4,000以上の大学があって、名前だけ聞いてもどれぐらいのレベルの大学かさっぱりわからない ということなんですが、日本のように大学の偏差値一覧表とかはないのでこれはなかなか答えにくい質問なのですが、例えばこういう大学ランキングで比べてみるという方法もあります。
被引用論文の数や国際性などの項目で劣勢な日本の大学ですが、東京大(39位)と京都大(68位)の2校がトップ100にランクイン。大阪大や九州大、筑波大、東工大などが201-600位に位置し、男女で大学王座に輝いた大学テニス界の雄、早慶は801-1000位ぐらいにランキングされています。(昨年の601-800位からややダウン)
アメリカの大学は34校が世界TOP 100にランクイン。これらの大学の中にもI-Con Playersがいますが、さすがに狭き門です。ただ、これをTOP 600ぐらいまで広げると様々な大学に I-Con Playersがいることが分かります。
ランキングだけが全てではありませんので、Student-Athleteとしての環境や、どんな勉強をしたいと考えているか、また英語力の問題など様々な観点から大学選びをしていくことが大事ですが、一つの参考にしてみてもらえればと思います。
https://www.timeshighereducation.com/news/world-university-rankings-2023-results-announced
I-Con Freshman Players-U of Texas Permian Basin 勝田匠くん
I-Con Freshman Players’ 公式戦デビュー❹
テキサス大学パーミアンベイシン校 (NCAA Div.2) に進学した勝田匠君。コロラドへの初遠征(9月)と、先週行われたITA Regional Championshipで公式戦初デビューした感想を届けてくれました。
力作なので、前編・後編の2つに分けてお届けします
▶️ 大学に入って初めての試合(遠征)は、片道15時間かけてバス移動でコロラドへ。3日間で3つの大学と試合をしました。
毎日ずっと単複やってたので体力的にも厳しかったですが、相手はみんな僕よりもデカい人でとにかくサーブが速くて、キープが基本の試合みたいで、ブレイクしたら大声でブレイクしたぞ!みたいにどのチームも言ってたので、キープがやはり基本なんだなと思いました。3自分はあまりサーブが得意ではないのでキープするのがとても大変でしたが、デカいのにサーブ以外はずっと守ってる人も多かったイメージです。コロラドは高度が高くて球が簡単に飛んでいってしまい、そこはすごく難しく感じました。
先週あったITA Regionalは個人戦でわからないことだらけでした。コート番号とかどうやって知るのかもわからず、ルールとかも3セット?8ゲーム?とかも書かれてないので全部聞かないとで、その時点で緊張感はすでにありました。しかも朝一番の試合でチームメイトのを見て学ぶとかもできず、朝練を近くのコートでやって、試合が8時からなのに7時40分まで練習して試合開始5分前に会場に着いてそのままコートに行くという日本では全く考えられないことだらけでした。
初戦はすごい緊張しました。最初の4ゲームぐらいは永遠にラリーするだけで緊張して責めることもできず苦戦していました。その後は少し緊張はなくなり自分のプレーができるようになりましたが、1日でシングル3セットを2試合、ダブルスを8ゲーム2試合やらないといけなくて、体力的に死ぬほどきつかったです。朝は5時30分に起き、夜は9時とかにやっとホテルに帰り着くので本当に厳しい戦いでした。
シングルスは3人ぐらいシード選手を倒せて、自分のチームメイトに勝った相手にも勝てたり、とても満足のいくプレーができました。決勝はセカンドセットで体力の限界がきて足を攣ってしまい、みんなから薬をもらったり「Believe !」と後押ししてもらいましたが、ファイナルセット5-7で負けてしまい、握手した瞬間に相手チームはみんな入ってきて水をぶっかけてすごいはしゃいでいて、それを見て死ぬほど悔しかったです。けど僕のチームメイトもみんな入ってきて一人一人抱きしめてくれて、「フレッシュマンなのによく頑張ったよ」とか声がけしてくれて、すごい嬉しかったです。(後編に続く)
I-Con Freshman Players ❹ UTPB (NCAA Div.2) 勝田匠君 (前編から続き)
⏩ ダブルスは準決勝で惜敗してしまい、試合中に審判と相手の人が揉めたり、僕のペアと相手が言い合いしたり、とても荒れた試合になりました笑 相手の怒りでスマッシュをなぜか僕のおしりに当てられるという悲劇もありましたが、僕には謝ってくれたのでまぁ良かったです😂
負けたのは悔しかったですが、この大会でTheアメリカというのを感じられたし、勝ち抜くタフさもわかり、すごいいい経験になりました。応援も個人戦なのにこんなにするの!?というほど声掛けや歌を歌ったりフェンス叩いたりすごい大騒ぎでした。
けどそのおかげで自分も鼓舞されたし、きつくても最後まで戦えたと思います。まだまだアメリカンな感じは慣れないことはたくさんあります。試合中相手選手はよく怒って叫んだり、ボールをフェンスに打ったりして何度も警告を受ける人をたくさん見ました。僕の相手も警告をもらい15-0スタートに何回もなりました。
そういう警告などのところはしっかりしてますが、それでも試合後は相手と仲良く話したりしてて、みんな友達みたいになってたのでそこは日本と違うところで良いなと思いました。
今回の試合の感想はこのような感じです。
Regionalで準優勝だったので、これでNationalに行けると思っていたのですが、まだFreshmanで他の戦績がないということで、他のRegionの人が選出されたと後日コーチから聞かされました。本当に残念ですが、次回は絶対にNationalまで行けるよう優勝狙って頑張りたいと思います!
Let’s go Takumi ! Go UTPB Falcons !!
I-con Freshman Players-Union College 五十嵐凜さん
I-Con Freshman Players’ 公式戦デビュー❸
ケンタッキー州のUnion College (NAIA) に進学した五十嵐凜さん。入学後初めての試合の感想を送ってくれました。
▶️ アメリカに来て初めての公式戦。私の大学は7人中4人しか個人戦に出場できないと聞いていたので、試合に行けるか不安もありましたが、とにかく試合が出来る嬉しさと、チームのみんなが個人戦だけど毎ポイント声をかけてくれたおかげで緊張がだんだんほぐれていいプレイが出来ました。楽しもうと思ってできたことも良かったです!
試合で驚いたことは応援の迫力! 個人戦なのにコーチや選手がコートの中にいて、毎ポイントコート外からも大きな声で応援するのは初めてだったから、正直驚きでした。また、試合が終わったらお互い「Good match!」ってハグするのも日本ではあまりないような気がして、いいことだなと思いました。
結果もシングルスBest 4になれたし、カレンと組んだダブルスもBest 8まで勝てて良かったです!日本での試合の雰囲気とはまた違っていて、次のシーズンからの大会がもっと楽しみです。
アメリカに来て1ヶ月経ちましたが、英語に関してはついて行くのに精一杯です。でも、わからないことをわからないままにせずに思い切って教授にやコーチ聞いてみると、何回も説明してくれたり簡単な言葉に言い換えてくれたりして必ず助けてくれます。英語がスラスラ話せないのは気にしないで助けを求めることが大切だし、自分の間違いを気にしないのはもっと大事だと感じました。失敗しても笑ってくれるチームメイトがいてくれて本当に有難いです。
これからも英語とテニスを両立できるように頑張ろうと思います🔥
I-Con Freshman Players-Midway University 立石真也君
I-Con Freshman Players2人目は、ケンタッキー州のMidway University (NAIA) に進学した立石真也君です。
渡米してからほぼ毎日インスタを上げている真也君。「300日後に英語ペラペラになるテニスプレーヤー」というチャンネル名でYouTubeも配信していますので、こちらもご覧ください。
https://m.youtube.com/watch?v=DhT5auwBfJU&feature=youtu.be
▶️先日、アメリカで初めての個人戦の試合がありました。今回は試合に関しての感想と、約1ヶ月半過ごしたテニス部についての感想を書かせて頂こうと思います。
まず試合に関しては、相手選手の95%は自分よりも背丈が高く、なおかつハードコートなので、特に相手のサービスゲームでは押される場面が日本にいた時よりも多いなと感じています。でも、その中で試合というのは勝っていかないといけないので、今まさに自分のプレースタイルをもう一度見つめ直して再スタートしているところです。
テニス部については、ほとんどの大学がそうだと思うのですが、ネイティブスピーカーよりもインターナショナルスチューデントが多く、お蔭様で毎日新しい発見のある、刺激的な一日を過ごさせていただいています。
アメリカに来て一番感じるのは、日本よりも自分で動いた時の可能性が大きいということです。例えば、僕の大学は24時間コートを自由に使うことができるので、練習したければいつでも課題練習をすることが出来ますし、学業についてもチューターの制度あります。
また、英語が上手くなりたければ、周りには英語がペラペラな人しかいないので、ちょっと英語教えてよ みたいな感じで話しかければ、全然誰でも教えてくれます。そして、何よりも自由です。でも自由だからこそ、自分自身での自己管理(時間の使い方や、環境の使い方)がものすごく重要だと思っています。⏪
早くももうアメリカでの生活に馴染んでる感のある真也君ですが、これからもっとたくさんの経験を積んで楽しい報告を聞かせてください。
Let’s go Maya ! Go Midway Eagles !!
I-con Freshman Players-Austin Peay State University 南颯汰君
9月後半から今月にかけて、アメリカで初めての大会や試合に出場した子たちから色々な感想が届いています。アメリカの大学でのテニスがどんな感じか、ちょっと覗いて見てください😄
まず初めはテネシー州のAustin Peay State University(NCAA Div.1)に進学した南颯汰君。大学のホームページにも完璧なスタートと取り上げられています。
AUSTIN PEAY Mens Tennis Freshmen impress in fall opener
▶️ 初めての試合の感想をひと言でいうと、チームによってカラーが全然違うということです。自分のチームは今男子が7人しかいなくて全員が試合に参加する感じですが、相手はNAIA所属の大学でメンバーが13人ほどいて、試合をしていない選手がずっと声を出して応援していました。日本の団体戦は声を出せなかったので新鮮でした。
チームのコーチは本当に優しく、たくさんのアドバイスをもらっています。
チームは人数が少ないのもあってすごい仲良く、男女でもすごく仲がいいです。今日で1ヶ月が経つんですが、今はリスニングが少しずつできるようになってきたのに、自分の意志が細かくうまく話せないことが少しストレスに感じています。
正直まだまだ分からないことは多いですが、テニスもトレーニングもコーチがついていて、すごいサポートだなと思っています。⏪
これからたくさんの経験を積んで、アメリカでのStudent-Athleteとしての生活を楽しんでください! Let’s go Sota ! Go APSU Govs !
University of New Mexicoを卒業した蔭山美憂さん
5月にUniversity of New Mexicoを卒業した蔭山美憂さん。一足早く10月から社会人デビューとのことで、会社から特集記事を組んでもらっています。
アメリカの大学への留学を決めた経緯や、大学生活の様子、ボストンキャリアフォーラムを使っての就職活動など、是非皆さんもご覧ください。
【アメリカ大学視察ツアー2022のお知らせ】
【アメリカ大学視察ツアー2022のお知らせ】
10月からコロナの水際対策を緩和するとの日本政府の発表を受けて、かねてよりお問合せの多かったアメリカ大学の視察ツアーを再開いたします。
今回は11月第1週のITA Fall National Championship (全米大学選手権・個人戦) @San Diegoに合わせて渡米し、大会の様子を観戦するのと、南カリフォルニア地区の大学を複数校訪問します。
あとまだ若干名、空席がありますので、ご興味がある方は info@i-consports.jp までご連絡ください。折り返し、こちらから詳細ご連絡いたします。
定員になり次第締切とさせていただきます。
プロモーションビデオ撮影
2022-2023全米大学ランキング発表
U.S. News & World Report社の2022-2023全米大学ランキングが発表になりました。
https://www.usnews.com/best-colleges/rankings/
アメリカには日本のような大学の偏差値一覧表のようなものはなく、いくつかの大学ランキングは存在しますが、様々な評価項目をそれぞれ数値化して、その合計スコアでランキングを付けているものが多いです。
U.S. News & World Reportのランキングは歴史も古く、大学ランキングとしてはアメリカでもっとも影響力があると言われていますが、学業の優秀さだけでなく、学生たちの満足度や卒業率、全体の授業の中で20人以下の少人数クラスの割合や、教授一人あたりの学生数など、色々な項目を数値化してランキングを付けています。どちらかと言うと入学時の難易度ランキング的な要素が強いです。
Forbes社も独自のランキング指標でAmerica’s Top Collegesというランキングを発表していますが、Forbesのランキングは大学を出た後の給料なども考慮されているので、U.S. Newsのものとはちょっと違ったランキングになっています。
https://www.forbes.com/top-colleges/
これ以外に有名なところでは、英国タイムズ社のランキング、Times Higher Educationがあります。いわゆる「世界大学ランキング」というやつで、アメリカの大学だけではなく世界中の大学をランキング付けしたもの。
日本からは東京大学が35位、京都大学が61位で世界トップ100に入っているのは2校だけ、、というものですが、ランキング指標も上記2つとはかなり違いますので、同列で比較するのは難しいと思います。
https://www.timeshighereducation.com/world-university-rankings/2022
今年のU.S. News & World Reportランキングでは、これまで毎年全米トップ3に入っていたコロンビア大学が大きくランキングを下げました。
過去に提出したデータに誤りがあったということですが、このランキングは大学から提出されるデータを基に、それぞれを数値化してランキングを付けていますから、大学から出て来る大元のデータが正しいものじゃなければ、当然ランキングも変わってきますね。
I-Con Playersが在籍している大学のランキングを見てみたところ、National Universitiesで全米トップ100に入る大学に7人、トップ200まで広げると合計で21人の学生が活躍していました。
テニスが強い大学はほぼほぼ学業レベルも高いのがアメリカの大学の特徴ですので、文武両道を目指して頑張ってもらいたいですね!
それぞれの大学も学部によってまた特徴がありますので、自分が学びたい分野の学部・専攻がどれぐらいの評価なのか、そこも併せて見てみるのがいいと思います。
アメリカの大学へテニス(スポーツ)という武器を使って留学をお考えの方は、遠慮なくI-Con Sportsまでお問合せください。