post
Pocket

I-Con Players’ リレーエッセイ③

ネブラスカ州にあるリベラルアーツ・カレッジMidland Universityに留学中の増田稜生君から、初めてのアメリカでの生活や全米選手権についての感想が届きました。

僕は今シーズンはSingles5とDoubles1ともに計23試合に出場し、カンファレンス優勝をしてナショナルまで進むことができました。僕にとっては初めてのSemester(※注)だったので、海外生活と授業、宿題、コミュニケーション、シーズンを両立することは最初は困難でした。その状況下でコーチやチームメイト、ルームメイトに恵まれ、彼らの力を借りて無事乗り切ることができました。
 (※注 Semesterは学期のこと。州や大学によって2学期制のところもあれば3学期制や4学期制の大学もあります。秋学期と春学期の2学期制(セメスター制)の大学が多いですが、その場合入学時期は9月と1月の年に2回あります) 

Midland universityは5年連続カンファレンス優勝をしているチームで、今年もシーズン期間はチーム全体がカンファレンス優勝に向けて、何事にも取り組んでいることを感じました。ナショナルでは一回戦を突破することはできませんでしたが、NAIAの全米トップのレベルを見て学べた経験はとても大きいものでした。日本人として海外で戦うには身体面はもちろん、その環境下に馴染む精神面も重要なことがシーズンを通してわかりました。

語学面ではコミュニケーションに問題はありませんが、まだ納得いくレベルには達していないので試行錯誤しながら勉強して、積極的に集まりに参加し、会話をするように心がけています。
アメリカの大学に進学し、最初は伝えたいことが伝わらなかったり、日本とは全く違う食生活に苦しむこともありました。もちろんお米がないこともありますが、朝昼晩ほとんど違いがないような物を食べなきゃいけないことが多くて、日本では野菜嫌いな僕でも必死に野菜を摂るように心がけていました。日本食レストランは近くにNinjaというところがあるんですけど、地元の人たちも行かない方がいい。と言うようなところで、、😅 看板にステーキ&寿司!って書いてあるの見て、ちょっとやばいなって思いました 笑

私のいるネブラスカ州の町では、アジア系の方を見かけたことは全くありません。もちろん日本語など使えません。しかし、そのような非日常的な空間でしか得られないコミュニケーション能力や、挑戦する気持ち、忍耐力など様々な面で成長できると感じています。辛いこともたくさん経験しましたが、それ以上に学べるもの、得られるものが大きく、行って良かったと心の底から思っています。